こんにちは!今年は出かけられないGWになりそうですね( ;∀;)

旅行やレジャー施設に足は運べなくても

脳内で宇宙までトリップすることは可能です☆(*´Д`)

とは言っても、私はもともと長年サービス業をしてたので

GWや週末、祝日は基本繁忙期。

シフト入れない?は合言葉でしたwww

なので、私にとってはGWに出かけられないというのは毎度の事で

どちらかと言えばサービス業をしていない今でもなぜか

忙しくなるな・・・という気分がしますww

仕事終わってぐったりしながらテレビのニュース見て

「おお、渋滞してるなぁ・・・」って感じですね(笑)

今年は渋滞はなさそうですが

その分、近所の公園は賑やかになりそうな予感。

脳内トリップと言えば、やっぱり映画や読書。

Twitterなんかでも、元気になれる映画とか音楽とか

たくさんの作品があがっています。

その中でも私が気になっていたのが「流浪の月」という小説です。

2020年本屋大賞 大賞受賞作!!

で、著者は凪良ゆうさんです。

この方、調べてみるともともとは銀河英雄伝の二次創作(BL)をされていて

色んな意味で興味を惹かれていました。

以下、ネタバレ含みますのでこれから読む予定の方は

読後に見られる事をお勧めします!↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とっても読みやすくて、なんというかオシャレでキラキラした感じもあって

最初はコラムを読むような軽さがありました。

で、少女の過去が始まり、どんどん物語に引き込まれて途中で本を閉じづらくなりましたww

心の動きが手に取るようにわかって、まるで自分が少女になったようなシンクロ感。

印象的なのは、少女「更紗」の両親の自由奔放さ。

常識とか普通とかに囚われない生き方は、そのまま更紗のアイデンティティとしてしっかりと根付いていて

その性格を普段は殺しながら生きている。

ここは、誰もが共感できる部分だと思います。

あれ?って思うような部分があっても

「普通」を装ってリアクションする。

そうじゃないと、ズレる。外される。その感覚がよくわかるから。

更紗にとっては、常識で塗りつぶされた日々が窮屈で

しかも、どうしようもない立場で暴力を受けていた。

悲しい、苦しい、逃げたい。

そこに現れた「ロリコン」の佐伯文という大学生。

佐伯文も特徴的な人物で

更紗とは逆に「常識からの逸脱を許されない」環境で育った。

二人は一緒に暮らしていくうちに、お互いの深い部分が癒されていく。

お互いに共に居る事で、孤独と窮屈感から解放されていく。

それでも世間から見ればこの関係は「不健全」であり

ロリコンで幼女を攫った誘拐犯 佐伯文と

被害者 更紗という消えないレッテルに追いかけられながら生きる事になる。

本当はお互いの存在が唯一の救いで、それでも世間からみれば

病的で気持ち悪い二人。

最終的にはもはや開き直った(笑)ような更紗がとても爽快で

読後感がすごくよかったです(*´Д`)

更紗は今後、何があっても

あの更紗の自由だった両親のように

楽しく生きて行くんだろうなぁという安堵感で満たされます。

そんな更紗の自由さにズルズルと引っ張られていく佐伯のまんざらでもない姿がずっと共にあればいいなあと願ってしまう。

この作品で私が感じたのは「誤解」と「正しさ」の怖さ。

私は更紗の母親の自由奔放さ(笑)にシンパシーを感じます。

多分、世間的には「小さな子供を捨てて男と消えた無責任でだらしない女」と言われるのでしょうが

だれだって本当は自由に生きたいはず。

嫌われたり後ろ指をさされるのが嫌で、怖くて

「常識人っぽく」振舞う人はたくさんいる。

まぁ、確かにまだ小さかった更紗を独り残して男と消えた事は

どう考えても無責任だし、心の弱さを感じずにはいられないけれども

こういう奔放さあってこその母で、そしてそのアイデンティを継承した更紗だからこそ

佐伯という存在を救う事が出来た。

完璧なストーリーです。

人の性格には、どうあがいても拭えない光と闇の部分があって

上手くいっている時は良くても

都合が悪くなったり、風向きが悪くなったりすると

途端に長所が短所といえるものに転じてしまう。

それは良い悪いとかの問題ではなくて

車の両輪なんですよね。

全て含めてその人なんですよね。

だから深みが出るのだし、愛憎が生じてくるww

私が思うに、本当に大好きな人って

大嫌いな部分も持ってるんですよ(笑)

だから、誰だって叩こうと思ったらいくらでも叩ける側面を持っているし

好きになろうと思ったら、いくらでも好きになれる。

結局、どう見るかなんですよね。

奔放だからこそのキラキラした魅力と無責任さ

常識的だからこそのやさしさと窮屈さ

そのコントラストの見事さ、深さ。

それらが、この作品をとても素敵に彩っているように感じました( *´艸`)